no rain no rainbow

メリークリスマス　です。(^o^)／

昨晩、今朝は釣りに行けなかったので、尊敬する釣り先輩を紹介したいと思います。



昨年、僕がエギングをはじめたのを聞いて気軽に声をかけてくれたのが会社の先輩M氏でした。面識も少なく、お互い釣り好きとは知らなかったのですが、昔のバス釣りや釣りの価値観に共通するものが多く意気投合しました。



M氏は35年以上、バス、フライ、ソルトルアーを続けており、僕とは知識、経験、そして釣りのセンスが決定的に違います。なかでもエギングでは毎年300～500杯の釣果をあげています。神戸の北東部在住で釣行回数もそんなに多くないから僕には驚きです。



タックルも自分の釣りを成立させるためには高い道具も惜しまないですが、じっくり選んで使いこなす方です。



釣りに対する姿勢はストイックですが、物腰はやわらかく礼儀も正しいので、えさ釣りも含めた他の釣り師や地元の人とも気軽に接しています。



確かにマナー違反に閉口することが多い昨今ですが、あんまりギスギスしてもお互いいやな思いしますもんね。それに得することも多いみたいです。



人見知りな僕にはなかなか真似はできませんが…。(^_^メ)



ある日、M氏がメバリングでボコッていたところ、釣り場にお父さんと少年が竿一本持ってやってきました。お父さんは少年にメバルを釣らせてあげたかったんでしょうね。



しかし、少年のタックルは硬めのロッドに、3号くらいのナイロンラインを巻いたリール、おまけにジグヘッドも投げたら"ドボン"と音のする、どう見ても厳しそうなものでした。



僕ならそこまでですが、M氏は少年に自分のワームとジグヘッドを与えて付けさせました。そして、ラインはもっと細いほうがいいよとかアドバイスしながらキャスティングやアクションを一から丁寧に教えました。



さすがに厳しかったようですが、なんとか少年のタックルで釣らせてあげたかったみたいです。しばらくしてなんとか小さなメバルが一匹釣れ、お父さんと少年は大喜びしながら満足そうに帰っていきました。



きっとその夜、お父さんは見知らぬ釣り人に感謝し、少年はもっと釣りが好きになったことでしょう。



ともすれば、自分の釣果ばかり追求してしまいますが、さりげなく周りの人にも釣りを楽しんでもらう余裕をもつM氏のような大人のルアーマンになれたらなと思います。